『金持ち父さん貧乏父さん』~ロバート・キヨサキ~を読んでみた。【要約】
『金持ち父さん貧乏父さん』を読んでみました。今後自分でビジネスをしていきたいと考えていたため、まずはその第一歩としてこの本を選びました。ここではこの本の要約を書いていきますので、この本を読むか迷っている方の参考になれば幸いです。
教えの書
金持ち父さんの六つの教え
金持ちはお金のために働かない
ここでは、金持ちがどのようにして金持ちであり続けるのかについての基本的な前提が述べれています。それは中流以下の人間はお金にために働く、金持ちは自分のためにお金を働かせるということです。これはつまりお金のために働いている限りはお金持ちになれないということです。会社勤めのサラリーマンなどが金持ちになれない理由は大前提としてお金のために働いているからなのです。
お金に流れの読み方を学ぶ
そして、お金を自分のために働かせ、金持ちになるためにはまず、お金ついて勉強しなければなりません。これは主に「会計学」のことであり、金持ちになるための重要な基礎となります。
お金についての勉強は第一に資産と負債の違いを知ることから始まります。簡単に言えば、資産はお金をお金を生み出すものであり、負債はお金を減らすものです。この資産と負債がどのような流れで収入となり、どのような流れで支出となるのかを理解した上で、資産に投資をすることで金持ちになることができるのです。
自分のビジネスを持つ
まず前提として銀行員や教師、弁護士などはすべて職業であり、ビジネスではないということを理解する必要があります。自分のビジネスを持つということは自分が働かなくてもお金を生み出してくれる本当の資産を持つことです。
多くの人はどこかの会社に勤めるなどして職業を行っていると思います。金持ちになりたい人はその職業を行いながら、そこで得た収入を本当の資産への投資に回し、自分のビジネスを築きあげることで、金持ちが「その他大勢」から抜け出し先へ行くために秘訣を学ぶ準備は整ったことになります。
会社を作って節税する
課税について社会全体で見ると金持ちよりの中流以下の人の方が多くの税金を払っているという事実があります。これは金持ちはできるだけ政府にお金を取られないように、税金についての知識を身につけて、節税対策をしているために起こった現象です。
では、どのように節税するのでしょうか。すでに見出しにもある通り、金持ちは自分で会社をつくって節税します。会社を作ることで、それまで支出であったものをある程度会社の経費として落とすことができます。多くの人は収入から税金が引かれ、そのあとに支出が引かれていきます。しかし、金持ちは会社を作っているため収入から支出を引いた後に税金が引かれます。
このようにして、金持ちは節税をし、そのお金をさらに資産に投資することでさらにお金を生み出しているのです。
金持ちはお金を作り出す
ここではファイナンシャル・インテリジェンスを高めることの重要性について述べられています。これを高めることでお金を作り出すことができるようになります。このファイナンシャル・インテリジェンスとはお金に関する知識のことです。
そしてこのファイナンシャル・インテリジェンスは会計力、投資力、市場の理解力、法律力の4つの主な専門知識が形作っています。この4つの知識が富を築いていく上での基礎になります。
では、なぜこのファイナンシャル・インテリジェンスを高める必要があるのでしょうか？その理由は現在変化の時代が訪れているからです。変化が激しいということは投資、つまりお金を作り出すチャンスが多く生まれるということです。ファイナンシャル・インテリジェンスを高めることはこのチャンスを見つけ、掴み取ることができるようになるためなのです。
お金のためにではなく学ぶために働く
ここでは金持ちが仕事選ぶときの基準について書かれています。この基準とは「『いくら稼げるか』ではなく『何を学べるか』で仕事を探す」ということです。1つのことを専門的に仕事にすることはその仕事に収入を依存してしまうため、その仕事から抜け出せなくなってしまいます。またどうしても専門的な仕事するなら組合に入ることが勧められています。
しかし、そうではない人は専門を極めるにではなく、様々な仕事を経験して広い知識を得ていきましょう。そうすることで短期的な収入は減っても、長期的に見れば多くのお金を稼ぐことに繋がります。
まとめ
ここまで金持ち父さんの六つの教えについてみてきましたがどれも印象的な教えが多かったのではないでしょうか。
金持ちになるために一番重要なことはファイナンシャル・インテリジェンスを身につけ、投資・ビジネスをするということです。そしてファイナンシャル・インテリジェンスを身につけるためにはとにかくお金について勉強をすることです。そしてそのための投資は惜しまないようにしましょう。
ではまた。
