書籍解放戦線

ヒロが読んだ書籍の考察・感想を書くブログ。

『7つの習慣』~スティーブン・R・コヴィー~ 第一部 パラダイムと原則【まとめ】

7つの習慣は数ある自己啓発本の中での代表的な著書です。この本では現代社会で成功するためや人間関係を改善するためにはどのような生きていけばよいのかを教えてくれます。

そして、今回はこの本の第一部で説明されていることについてまとめていきたいと思います。

※この本は全体を通して約600ページほどあり、かなり情報量が多いです。そのため、この本のまとめに関しては今回は第一部のまとめ、次回以降は習慣一つ一つについてまとめていきたいと思います。

 

 

第一部 パラダイムと原則

インサイド・アウト

 ここでは現代社会の問題点として、ほとんどの人は個性主義に基づいた言動をしていることが挙げられています。この個性主義とは、成功は個性やスキル、テクニックなどで成し遂げられると考えることです。しかし、実際は成功するために個性主義に頼ってしまうとほとんどの場合、成し遂げることができません。個性主義によるアプローチは短絡的でそこにある問題の根本的な解決には至らないからです。

成功するためには個性主義に頼るのではなく、人格主義の考え方によってアプローチしていく必要があります。これは誠意や謙虚、勇気といった人間の内面にある人格的な成功を条件に挙げており、個性主義とは全く逆の考え方になります。真の成功を成し遂げるには個性主義から人格主義へパラダイムシフトすることが重要なのです

このパラダイムシフトしていくために、「7つの習慣」があり、これは成功の原則を中心に据え、人格を土台とし、インサイド・アウト(内から外へ)のアプローチによって個人の成長、効果的な人間関係を実現しようという思考のことなのです。

7つの習慣とは

 ここまで、真の成功を成し遂げるためには人格的な成功がまず必要であることが述べられてきました。そして、この人格は習慣の総体であり、習慣こそが自分自身の効果性の程度を決めるのです。

そして、この「7つの習慣」は個人の効果性、人間関係の効果性を高めてく総合的なアプローチです。またこの「7つの習慣」は、依存から自立へ(私的成功)、自立から相互依存へ(公的成功)と発展していく「成長の連続体」を導くプロセスを示しているのです。

第一部の最後にいままで説明にあった効果性について述べられています。この効果性とはP(成果)とPC(成果を生み出す能力)の関係性を示します。効果性を高めるということはPだけを追い求めるのではなく、PCを高めることでPが生まれるという関係性を追い求めるということを示しています。

最後に

今回まとめたものは「7つの習慣」の前提となる部分です。

今後は、この「7つの習慣」について一つ一つまとめていきますので、この習慣について理解する手助けになれば幸いです。

では、また。